ドイツと言えばテクノでしょう?!

大学は、もともとドイツ語学校だったというところの外国語学部に通っていたのね。第二外国語は仏語か独語かしか選択肢がなくて、ほんとはラテン・アメリカに興味があってスペイン語をやりたかったんだけど仕方なくおフランスの発音も文法も数の数え方すら理解に苦しむ言語を4年間も学んでしまったわけさ。単に話している人の数と、あとはフランス文化のほうが当時は身近に感じられたし。で、ここ10年ずっと後悔している。なんでドイツ語をやっておかなかったんだろうって。
パリよりベルリンのほうが身近になるなんて夢にも思わなかったわけで、音楽をきっかけにドイツ語を学んだりドイツに住んじゃうひとがたくさんでてくるなんて想像すらできなかったわけで…。

そんなわけで、以前からモニカ・クルーゼを呼んだりしてちょっとした話題になっていたNHK教育の「ドイツ語会話」から突然仕事の依頼が来たときは何事かと思いましたよ。要は、WIREでドイツ人のDJやアーティストがたくさん来日するので、彼らに話を聞いてテクノって何?というような番組を作りたいんだけど、どんな質問すればいいか、また番組構成のアドバイスをして欲しいという話。
担当のディレクターはさすが教育番組という感じの生真面目な方で、テクノとはなんぞやって話を、日常生活にはまったく役に立たない意味不明のカタカナ用語や人名をかみ砕きながら説明してる自分がアホなんではっていう気持ちになりながらも、じっくりとした。

そんな突然の依頼から早一ヶ月以上、ようやく仮編集が終わりましたとチェック用のVTRが送られてきて、NHK的ながらも結構しっかりとした作りにビックリ。ほんの10分ほどの特集だけど、なかなか楽しめる内容になってます。出演は、ヘル、フランク・ムラー、エレン・エイリアン、そして石野卓球。卓球以外は普段M-ONとかのインタヴューでもあんまり聞く機会のないドイツ語での取材だから、彼らの一番素に近い姿が捉えられてるはず。字幕を読みながら聞くと、よく知ってる単語がドイツ語でどう言うのかなんていう発見もあるんじゃないかな。

放送日:
9/21(水)23:30〜 NHK教育(3ch)

リピート:
9/26(月)朝6:00〜

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