情報の確度

イラクの3邦人誘拐脅迫の件。
昨晩帰ってきてしばらくテレビ観てたけど24時間近く寝てなかったのですぐダウン。
海外のニュースをネットで探してみると、アルジャジーラのサイトには確かにテレビで言っていたのと同様「音声のないビデオ」という文言がある。

でも、ヨーロッパやアメリカのニュースだと映像に音声が入ってる。
しかも、日本のテレビでは一切流れてなかった人質がナイフをのど元に突きつけられている映像もある。どういうことなんだろう。アルジャジーラ以外にもうひとつビデオの入ったCD-Rが届けられた報道局があったと言っていたから、そっちには違う素材が収められていたんだろうか。

日本のメディアはあまりに衝撃的な映像に躊躇して、隠蔽しているという可能性も考えられなくはないけど…。
そう思って、BBCのサイトをリロードしたら、前はナイフを突きつけられている画像だったのに、差し替えられている。日本政府か大使館からクレームが付いたのか?


音声付きビデオはYahoo.comとかeuronewsとかにある。

それと脅迫文で「殺す」という意味のことを言ってる部分が各社で違う訳になってるのが気になるな。こういう事件が起きたときは必ず訳の問題って出てくるけど。「魂を燃やす」(比喩的?)、「殺害する」(意訳)、「焼き殺す」(訳し方としてはスマート)、「生きたまま燃やす」(たぶんそのまんま)などなど。海外のニュースだと一番生々しい「生きたまま燃やす」という意味に取ってるようだけど。ほんとにそこまで残虐なことをするつもりなのか、普通に殺すっていう意味でこういう言い回しをするのか。ホント、報道見ていても何信じていいんだかわかりません。

追記

と思ったら、asahi.comとかにもその情報は載っていた。

ビデオには、未公開部分がある。元の映像素材を入手したバグダッドの映像配信会社によると、武装勢力の男が日本人の男性2人に刃物を突きつけ、罵声(ばせい)をあびせ、「アラーは偉大なり」とアラビア語で連呼。日本人の男性の1人は、顔をしかめながら「ノー小泉、ノー小泉」と何度も言わされていた。小泉首相を非難するように強要されたとみられる。