花は散ったか

ちょっと早起きして洗濯とかこなしてからジムに行って帰りに食材の買い物して帰宅したらもう暗くなりかけていた。今年は桜の開花が早すぎたし先週は雨で流れてしまったのでまともな花見ができなかったわけだが、今日は昼過ぎから代々木公園で、Third Earの連中が花見にかこつけたフリー・パーティーをやってるはずだったので行くつもりだった。
もう終わったかなぁと思いながらも、主催者のひとりに電話したら「いつまでできるかわかんないけど、暗くなってもやってるよ」と言われたので急いで出かける。

昔のUKのイリーガル・レイヴよろしく、とにかく音のする方を目指して来いっていう情報しかもらってなかったから暗くなった公園の中をうろうろ歩き回るんだけど一向に見つからない。現場にいそうな友達に電話しても音がうるさいからか全然出てくれない。いや、音を探せと言われてもね、なにしろそこら中で小規模に音を出してる連中がいるんで、どれがそうなのかまったくわからないという。一番キックの音がする方に近づいていったら、トランスのパーティーで春風とかやっていたステージのところでかなりの人数が集まって盛り上がっていた。ジムで結構頑張ってしまった後だからもうこの時点で脚が棒のようになってて、もういいや、疲れたし諦めようかとビールを売店で買ってグビグビやりながら「ヒョエ〜」とかって無闇に盛り上がってるコドモたちを眺めて過ごす。しばらくして、もう一回友達に電話したらようやく電話がつながって、詳しく場所を教えてもらってもう一回代々木公園を横断する…。

現地に着いてからその時点で1時間くらい経過していた。もう完全に真っ暗。ボーっと木々に囲まれた暗がりの中に浮かび上がるDJブースが見えてきたときは、遭難して山小屋発見したような気分。なんかこんなの10年ぶりくらいの感じだなぁと。しかも東京のど真ん中で(笑)。

昼間はKLFのジミー・コーティーも遊びに来ていたらしくて、友達にケータイで撮った写真を見せびらかされて自慢されたりして悔しかったんだが、ジミーも連れてきてくれたMAYURIちゃんも特にプレイはしなかったみたい。トーマス・ブリンクマンはやったのかな? 既に着いたときは最後のDJが終わるっていう感じで、その後はSUEMEが主催者が持ってきていたレコード(クラシック系とかウルティメイトなんとかみたいなベストとかしかないセレクション)から苦労しながら曲を選んでた。
ようやく座れて落ち着いたら周りからやけにワインとか勧められて、ぐるぐる酔いが回ってあっというまにほろ酔い気分。9時すぎまでいたんだけど、最後の方はブースあたりで踊っていたな。タバコが切れちゃったから周りにいる人たちにもらったんだけど、みんなフレンドリーでイイ感じだった。ガイジンとオトナの多い不思議なパーティーでした。主催者に無理矢理頼まれてレコード探して見るもろくなのなくて、雰囲気も考えてモビーの「GO」でどう?って決めたのに、頼んだ本人がその前に割り込んできて流れを断ち切ってプロディジーとかかけるもんだから、早すぎてつながんねーっつう。いや、そういう適当なノリも野外っぽくていいと思うんだけど。ターンテーブルの上は割れたライトの破片が散乱してたりするし。野外って遊ぶだけならいいけど、企画者側はほんと大変だよなぁ…。