田中先生

キヤノンの品川にできたごっついビルの中にある新しいギャラリーで始まった田中秀幸展のオープニング・パーティに行ってきた。会場は思ったほど広くなかったんだけれど、田中さん自身がデジタル・アーカイヴ化したというレアな映像(PV、TV、CMとジャンル分けされてる)を自由に3台設置されたプロジェクターで鑑賞できるというシステムで、普通に訪れたら相当長い滞在時間になりそう。システムはMacのG5とOS Xで組まれていて、本当はオリジナルのインターフェイスを作ったんだけどうまく行かなかったというようなことを言っていた。音はワイアレスのヘッドフォンで聴く。プロジェクタの近くに行くと自動的に音を受信するのがキモチイイ。一ヶ所で5人くらいは同時に鑑賞できる感じだ。
WIREのプロデューサーの中村さんが来ていたので「今年はどんな感じですか?」「大変よぉ」という噂話をしたり、あと田中さんがアートディレクションをやってるHALCALIのふたりが来ていたので挨拶したり。途中から雑談に田中さんも参加したので今年のWIRE(「夜通し2万人がヒョエーって踊り明かすイベント」と説明)に遊びに来たら? 未成年も入れるしと言ってみる。
館長みたいなキヤノンのお偉いさんから冒頭に挨拶があったんだけど、「田中先生!」ってずっと言われ続けていて、展示してある作品のふざけ加減とはあまりにギャップがあって可笑しかった。グラフィックの作品は壁を埋め尽くすカタチで貼ってあって、卓球と瀧のケツ丸出しポスターもしっかり鎮座しています。ちなみに一番でかい面積をとっているのはダウンタウンの『ガキの使いやあらへんで!!』で使用されてる背景デザイン。