FROGMANサブ・レーベルからHulot(ユロ)デビュー・アルバム


Hulot / Deco (U.S.B.) USB004CD



01 light up
02 stairway [試聴]
03 alley
04 modern living
05 roam
06 white garage
07 play time
08 buttons
09 casa
10 high rise

all tracks written & produced by Hisashi Ito
02 co-written & vocal by Tavito Nanao

えらい長く時間がかかったなぁ…。地道に続けているテックハウス〜ミニマル・ハウスでキモチヨクなりましょうというレーベルU.S.B.の新譜がようやく完成。
以前から何度か書いていた、七尾旅人くんのヴォーカルはこのアルバムの企画だったんだよね。2曲目がその曲で、作詞も七尾くんなんですが、ユロ=伊藤恒の作った「建築」「家具」というテーマに沿って歌と朗読と呟きとの混ざったような不思議な世界観を加えてくれた。そのうちU.S.B.公式か、もしくは時間があったら自分で試聴ファイルあげるのでお待ち下さい。
伊藤くんは、そもそもドイツのRaum...musicというレーベルからデビューした人で、まだエレ・キングをやっていた頃だったと思うけど、アナログのプロモを送ってくれたところからつきあいが始まったので、知りあったのはもう相当昔。かなりマイペースなひとだし寡作なので、ケツを叩いてもなかなか新曲を作ってくれない。ドイツでも年に1曲とか、そういうリリースのペースで。
U.S.B.でも、コンピに新曲を提供してくれていたんだけど、彼の場合すごく繊細な音処理であるとか、スタジオで聴くとすごくよくわかるんだけど意識が飛ばされてしまうような絶妙な音の配置なんかがすごく魅力的で、毛色の違った他のアーティストの曲と混じっている状態より、やっぱりずっと通しで浸るように聴きたいよ!っていうことを言い続けてようやくアルバムにまとまるだけの曲ができたというわけ。

不思議な雰囲気を出しているジャケの撮影は、写真家としてHiroshi Watanabeさん(Kaito/Tread/Quadraのね、念のため)にお願いしました。さらにそれをU.S.B.のロゴなどもデザインしてくれたガムテ前山さんがアレンジして、かわいい超現実みたいなおもしろいイメージができたかと。自社で出すものとしては初のデジパックです。

エントリー日が発売日になってます。
どぞ、よろしく。