文壇ハロプロ化

こうまでして話題作りをしなければならないっていう…権威の凋落もすさまじいね。いや、別に綿矢りさ自体が悪いってことじゃないけれど、『蹴りたい背中』にそこまでの価値があるかっていうのは選考委員たち自身が思ってることじゃないのだろうか。

りさタン萌えって、ひっきーのリビドーが炸裂しています。売り切れ店続出、河出では7万部の緊急増刷、だそうで。

ちょっと天然っぽい、いまどきじゃないださい感じがいいんだろうねぇ。萌えって言葉がここまでフィットする生身の人間ってあんまり見たことないような。早稲田は広末で損をして綿矢で得をして、プラマイゼロって感じですか。LIFEカードのCMなんて、狙ってるのかもしれないけど見ていてむかついてくるからな(特に「こつこつ努力するタイプじゃない」みたいなこと言ってるやつ)。

例えば、いわゆるオタクなひとたちで声優に血道を上げるようなタイプというのがいて、そういうひとたちはもっとルックスのいいアイドルなんかには興味がない。一時のネットアイドルとか最近の地下アイドルとかに群れるひとたちというのも、ベクトルが違うだけで求めているものは似ている。現実の女となんてつきあったことありません、というような妄想たくましい妙齢の殿方じゃなければそういう方向に疑似恋愛の対象がいかないように思うんだよね。そもそも『蹴りたい背中』に出てくるにな川も、ほとんどそーゆーひとたちと同類のちょっとキ印な日陰者だったりするので、2ちゃんねらーが一斉に彼女に飛びついたのもぜんぜん不思議ではない。デビュー作がチャット風俗で今作がストーカーまがいのオタクを描いてるんだもの、彼女はきっと僕らの味方って、思うよね。

それにしても、アマゾンって正直というか、怖い。

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おまけ2 キャプ画像をあつめたもの 勝手にミラーリング 約1.9MB