さらばCD

自宅のオーディオ・セットのCDプレイヤーが壊れた。まぁ元々安物だったから気にせずがんがんCCCDもかけていたわけだけど、最近になってCD-Rが音飛びで全然聴けなくなって、今日遂に製品のCDも音飛びが出るようになった。盤の不良かと思って他のプレイヤーでかけてみたら当然そんなことはなくて、たぶん酷使によってピックアップがいかれてしまったんだろう。まだ買ってから3年くらいしか経ってないんだけどね。その前に使ってたやつなんて、8年くらい平気で動いてたけどなぁ。

PCで聴くとか、CDウォークマンやラジカセもあるし、DVDレコーダーでCD聴くということもできなくはないんだけど、やっぱりリビングで落ち着いてCDを聴けないというのは商売上もやばいのでヨドバシのネットショップを眺めていたんだけど、今すでに単品のCDプレイヤーってほとんど商品としてないのですね。確かに今、どんな環境でCDを聴いているかって想像すると、若い女性とかお年寄りだとラジカセやミニコンポでっていうパターンがほとんどだろうし、若い男性はPCにちょっといいスピーカーつないでTVもDVDもオーディオも全部一台ですませてしまうっていう感じかもしれない。ちょっとAVに凝ってるような金持ってる層にしても、ピュア・オーディオよりはサラウンドとかプロジェクタとか映像方面に投資してるだろうから、DVD再生機にはCD-DAの再生機能もついてることを考えたら、ほんとに単品のCDプレイヤーが必要とされるケースなんてないということになっちゃうんだろう。

そうなると、付加機能とかも考えて3つの選択肢の中から考えることになる。

  1. アナログ盤やDVDとかTVからの音声だけを録音することを考えて単品CDレコーダを買う
  2. もうアナログ盤を買い集めるのをやめてDJ用CDプレイヤーを買う
  3. SACDDVDオーディオに移行することも考えてユニバーサル・プレイヤーを買う

レコーダ機能のうち、CDのコピーだったらPCでやったほうが楽なので、今のCDレコーダの主流のダブルデッキ型はあまり意味がない。となると、1.の場合は、ヤマハのHDを搭載できるモデルが良さそうなんだけど、なんかそれだったらオーディオに特化したPC自作した方がいいような気もするし、微妙…。そもそも、アナログのソースをいちいちHDに取り込むっていう作業をそんなにするだろうか? そんなのシコシコやるくらいなら同じ曲のCD買った方が早いという感じも。アナログでしか出てない曲がリスニングに向かないのは明白だし。いずれにしてもこのタイプだと、ドライヴ部がCD-Rなので、理論的にはCCCDはかけられないことになる。

DJ用CDプレイヤーは正直置き場所がないので却下。テクニクス一台売り払って、かわりに今度出るSL-DZ1200を導入するという手もあるけど、ターンテーブルが1台しかなくなるというのはさすがに寂しいし、まだ12万もするSL-DZ1200を買う勇気もない。ちなみに、このパターンだと良いものを買えばどのCDJでも10万を超えることになるし、怖くてCCCDをかける気にはならないだろう。データのバッファでスクラッチしたりを可能にしているわけで、そもそもCCCDがかからないかもしれないが。

最後のパターンは再生できるディスクの種類が増えるので、単にリスニング環境という意味でならベストのように思える。プレイヤーの値段も数万から揃っているし。でも、いろんなところで聞きかじった限りでは、現行のユニバーサル・プレイヤーって、フツーにCD聴きたいだけなのにCDの音が全然良くないっていう話。確かに、今までだったら安くてもCDとDVDとSACDって別々に買ったら15万とかしていたはずのものが、全部入って4万とかで売ってるんだからそんなに多くは期待できないというのは予想がつく。でもさ、高橋健太郎さんが書いてたと思うんだけど、相当高いものでもCD再生の音質はかなり粗悪っていうじゃない。自分で確かめたわけじゃないし、そもそもそんな何十万もするユニバーサル・プレイヤー買う気もないし、どうでもいいことなんだけど。第一ね、DVD-AudioSACDも、欲しいソフトが全然ないんだよね。UAのベスト盤くらいかな、DVD-Audioで買ってみようかと思ったのは。DVD-Audioの再生環境がDVDレコーダにおまけでついていただけなんだけど、そんなので聴いたところで良さはわからないだろうけどね。

で、結局どうしょううもない、何も買えないというところに戻ってしまう…。

もうCD聴くのやめれってことかなぁ…。