UP and DOWN

いちいちいろんなことで落ちていると身が持たないので基本的にはイヤなことがあっても気にしないようにしている。というか、たぶん感情の振れ幅が狭くなるように自分をコントロールしているんだと思う。
でも今日はあがった。久しぶりにあがった。『エウレカセブン』第一話が完成して(OPとEDはまだできてなかった)、関係者向けに大スクリーンで試写があったんだけど、思った以上の出来映えに感激して、終了後すぐに監督に電話した。帰りはたまたまグラフィック周りを手掛けてる草野くんと一緒になって、あれこれ作品の完成度をサカナに近況報告など。

あんまりこういうことを言うとウソっぽいかもしれないけども、久しぶりに地殻変動の予感がするすごい映像を見せてもらった気分。特に冒頭5分くらいのシーケンスには痺れた。このままの勢いで一年踏ん張れたら、相当なものが生まれそうですよ。実際に作ってるひとたちの顔や声を知ってるから余計そう思うのかもしれないけど、キャラのセリフや演技にもいちいち考えさせられるところがあるな。現役の思春期を生きてる少年少女たちはどう感じるんだろう。草野くんは、なんか会ったばかりの頃の、燃える青年に戻ったような勢いで「やる気でました! 初心に帰らないと。ファンの気持ちで頑張ります」みたいなことをまくしたてていたけど。物心ついたころから手を伸ばせば見えない壁にすぐ触れると感じてるようなこどもたちは、そんなものホントはないんだよって思ってくれるのかな。冒険の旅にでてもいいかもって気になってくれるかな。