Eolas問題にボーゼン

ひでー話だよ。
12日に公開されたマイクロソフトの月例累積的セキュリティ更新プログラム(パッチ)を当てると、WindowsIEのActive Xコントロールの挙動が変わります。と言ってもよくわからないかもしれないよね。要するに、ページ内に埋め込まれたFlashQuickTime PlayerやWindows Media Playerが自動的に再生されるということができなくなって、アラートにしたがって一回クリックする必要が。オールFlashで作ってるサイトはまだまし(最初の1回だけですむから)で、たくさんのパーツとしてFlashを使ってると、そこら中にこの表示が出るわけさ。うざぃいいい!

MSは特許抵触を避けるため(係争中ではあるけど03年の段階ですでに5億ドルの損害賠償を言い渡されてる)に苦肉の策でこういうことをしたらしいけど、セキュリティ上の更新とセットになってるため、この更新だけ適用しないということができない。どれだけの影響があると思ってるんだろう、裁判官も、特許侵害で訴えたEolas社(社員1名)も。MSに対しても「なんで?」とは思うけど、今回の件に関してはどっちかというと被害者だよなぁ。

そんで、昨日の時点ではマイクロソフトは自社のサイトでも対応できてないところがかなりあったよ。アドビも。それだけを見たって、どう考えても情報行き渡ってないし、対策も間に合ってないってば。

どういう状態になるかわかりやすい解説↓
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060301/231473/

なんでこんな事態になってしまったのかすごく興味のある人は、ページ下部の過去記事を時系列にそって読むといいよ。