個人メモ>ここ半年くらいの映画(Part 1)

なんだか眠れません…。
自分用備忘のメモで、劇場に行った新作でなく、主にビデオやテレビで観た映画のリストを。


原作が短いだけにどうするのかと思ったら、そこに至るまでの前提をでっちあげてしまうというある種反則な作りになっていて、まぁそれはそれで別ものとしては楽しめるようにも思ったが、あらかじめあった部分へのフェードというかつなぎというか、その辺になんか無理矢理感があって、とても残念。よしともさんの世界は、やはり徹底的に乾いていて、これだけの役者を揃えてもそのキモチヨサには肉薄することもできなかったように思う。宮崎あおいはたしかに妖しい魅力を放っているものの、それを肯定しちゃうのはどうかとおもう。

青い車 プレミアム・エディション
青い車

アムスやローマ、パリの風景、すばやいカット割りで作られる洒脱な映像、それに前作に続いて全編のノリを引き締めるデヴィッド・ホームズの音楽…その辺が楽しめないと、たぶん相当つまらない作品。それと、やはりソダーバーグによって『トラフィック』でいい演技を開花させてたキャサリン・ゼタ・ジョーンズは、なかなかステキに映ってます。

オーシャンズ 12 特別版 (初回限定 BOX仕様)
オーシャンズ 12 特別版 (初回限定 BOX仕様)

中村獅童の怪演が光る。新井浩文PUFFY吉村由美のハマリすぎなくらいのDQN演技も素晴らしい。リズム感のある演出や効果的なアニメ挿入、生理的嫌悪感を刺激する表現など、ひとつ外すとやばそうな要素がキレイにまとまっている。少し言い訳くさいラストはどうかと思ったが、それでもデビュー作とは思えない出色のでき。


隣人13号
隣人13号

例のドラえもんの最終回同人誌が話題になったことで興味を持ち初見。『リターナー』より全然イイと思う。香取慎吾の演技がわざとらしいのと、ルックスがなんかヨン様を彷彿とさせるのがどーも…という感じ。鈴木杏ちゃんがむちゃくちゃかわいい。

ジュブナイル
ジュブナイル

  • エレファント

期待がすぎたのか、淡々とした作品はある程度予測していたものの、結構拍子抜けしたというのが正直なところ。無作為のトーンの力強さはわかるんだけど、描かれる空気に全然共感できなくて。

エレファント デラックス版ELEPHANT
エレファント

こちらは想像したほどではなかったけども、やはり壮絶な失敗作だろうね。ラスト近く、さすがに早送りしてしまった…。

デビルマン
デビルマン

コミック原作だからということもないだろうけど、天国と地獄、天使と悪魔を扱ったすごくマンガちっくなアクションもの。冒頭の謎の物体が異国で掘り出される〜主人公が登場〜少女にとりついた下級悪魔を退治するというスピード感あるシーンは、『エクソシスト』へのリスペクトも感じられて相当しびれるけども、正直後半はグダグダ。

コンスタンティン
コンスタンティン

巧い役者ばかり揃えたという感じなのに、なんだかしっくりこない感じが最後までつきまとって、残念な仕上がり。詐欺師グループの珍道中を、ほぼ現場への行き帰りの列車の中の描写だけでえがくというのはおもしろいのに、そっちは単なる素材でしかなくて、部活の恋愛みたいな人間関係にばかりフォーカスしていくんだ。いま気付いたけど、せっかくいろんなおもしろい場所に行ってもくだらない恋愛でグジグジしてる例のくだらないテレビ番組に近いきもちわるさがあるかもしれん。

約三十の嘘 特別版
約三十の嘘

監督がトニー・スコットということすら知らなかった。映像や演出がとても凝っていて、その辺トニー・スコットらしいのだけど、せっかく重いテーマを扱ったのにそこが逆に全体を軽く見せているような。ダコタ・ファニングはまたしても利発な子供。それで誘拐されるって、あぁシャーリーズ・セロンの娘役だった『コール』と同じだね。ウォーケン翁は、サイコーに渋く、それがかなり救いになってる。

マイ・ボディガード 通常版
マイ・ボディガード

ガタカ』のアンドリュー・ニコル監督作。映画への愛と、虚構にもたらされた虚栄に右往左往するショウビズ界の悲哀を皮肉たっぷりに描いた佳作。パチーノのくたびれた感じがたまらない。絶世の美女(CGだけど)を演じた女優が監督の夫人というのが、なんとも…

シモーヌ デラックス版SIMONE
シモーヌ

あ〜、ようやく眠くなってきたからつづきはまたそのうち。