Nitzer Ebb再び

いやぁ、中年のはずなのにこの鍛えられた肉体。そして、初期のニッツァー・エブを象徴するこのインダストリアルなアイコン。WIREでのステージがむちゃくちゃ楽しみになってきましたよ!

前に紹介したベスト盤が届いて、へヴィ・ローテーションで聴いている。ニッツァー・エブの再評価は『That Total Age』を中心に、マシーン・ビート度が一番高かったセカンドくらいまでだったのだが、改めて聴き直すと、中期以降も音楽性を増してプロダクションも練られているし、記憶の中の姿よりよほどいいなということを再認識。もちろん、青春まっただ中で、「もっとこうであればいいのに」というような願望をフラストレーションに変えながらも繰り返し繰り返し聴いていた曲ばかりだから、これだけ時間が経っても思い入れがあるのは間違いないと思うけれど、たとえば80年代にむちゃくちゃカッコイイと思って聴いていたニューウェイヴの音が、いま聴いてみたらあまりのダサさに驚愕してしまうという経験も何度もしてきたから、これはちょっと嬉しい誤算かもしれない。

で、以前このベスト盤の2枚目がよくわからないリミックスばかりなのに苦言を呈したのだけど、それは現代版テクノ・リミックス集はまた別にリリースして、もう一儲けしようというミュートの企みだったのだ。しかもしかも、以前アナログでリリースされていたものだけでなく、Black Strobe、X-Press 2、Robag Wruhmeといったさらに仕上がりが楽しみなアーティストが新たに参加してる! う〜ん、商売上手。このリミックス集『Body Rework』は7/21にノヴァ・ミュートより発売。

Tracklisting CD (NOMU166CD):

Control (I'm Here) (Dubfire's Jamrock Remix)
Getting Closer (Black Strobe EBM Homage)
Join In The Chant (Xpress 2 Remix)
Lightning Man (Motor Remix)
Shame (Derrick May Remix)
Control (I'm Here) (The Hacker Remix 2006)
I Thought (Robag's Schikkuli Vocal Rework))
Murderous (Phil Kieran Remix)
Getting Closer (Black Strobe Moderne Remix)
Let Your Body Learn (Terence Fixmer Remix 2006)
Join In The Chant (Knarz Ist Machine) (Thomas P. Heckmann Remix)