ヲタクの会話

昼間、アメリカからお客さんが来てランチタイムに会食。『ブロークバック・マウンテン』とかちょっとエッジの効いたドラマを作ってるFOCUS FEATURESの子会社で、主にホラーとかコメディーを作ってる(まぁバカ担当レーベルという感じか)ROGUE PICTURESのプロデューサーと、その友達で『バベル』とか『不都合な真実』で話題のParamount Vantageパラマウントの子会社)で配給手がけてるひと、あともう一人はパフォーマー(?)みたいな仕事をしてるって言ってたっけ。

以前NYで会った大を訪問しに来てくれたので通訳もかねてご一緒した。日本旅行のついで、なのだが、わざわざ日本にプライベートで来るという心意気が嬉しいじゃないか。映画業界のひとということで、初対面だった僕は、いかにも高そうなスーツをカジュアルに着崩したセレブっぽいイメージを勝手に持っていて、そこいらの英語学校の不良ガイジンですらもうちょっとマシな服装じゃないかと思うようなヲタっぽい連中が現れたときにはちょっと面食らった。いや、正確にはパフォーマーの彼は割と寡黙でシャープなサングラスも似合ってるクールな感じだったが、残りふたりはとにかくずっとハイテンションにしゃべりっぱなし。しかも話してるのがずーっとあの映画がどうだとか、この原作を映画化したらどうだとか、まぁとにかくずっとそんな調子なんだもの。そうすると、意外に言葉が通じない同士でも結構通じてしまうのが客観的に見てるとおもしろい。まぁディープな話をしてるときは、たぶん母国語同士でもまったく通じないこともよくあるんだよなぁということもお互いわかった上での変なコミュニケーションが生まれる瞬間というのは、言葉ができるだけでは絶対得られないものだからね。

それで、ROGUEの最新作だよと教えてくれたのが、『ショーン・オブ・ザ・デッド』の監督&脚本のコンビが手がけた新作コメディー『Hot Fuzz』。てかこれ、ほとんど『ショーン・オブ・ザ・デッド』そのまんまのノリだ〜ね。超おもろそう。しかしまた日本では劇場公開ナシ…だろうかねぇ……。