リスペクトというかここまで来ると狂気の類？
いまパッと思いつくだけでも、何人か「うぉおおおおおおおおおおおおおお！」って言いそうなのが周囲にいるんですけど、やはり、特撮におけるウルトラ、アニメにおけるガンダムみたいに、どうしても逃れられないトラウマ的な作品っていうのがありますよね。ここでフィーチャーされてるジョイ・ディヴィジョン、そしてピーター・サヴィルは、音楽／デザインの世界でいまだこんな影響力をもっているんだねぇ。
写真を見ればわかるように、Joy Devision / Unknown Pleasures (FACTORY FAC10)のカヴァーで使われたパルスの画像をモチーフに使用したNew Balanceのスニーカーのカスタム・モデル（非売品）なんだけど、これがカッコイイかどうかは正直微妙なところじゃねーかと。
これ、作ったのはカナダのデザイナーDylan Adairで、全然知らなかったんだけどこいつ以前にもNikeのBlazer Midっていうバッシューを元にして同様のカスタム・モデル作ってるのね。こっちはスォッシュにイアン・カーティスの言葉が刻まれていたり、ファクトリー・ロゴを箔押しにした箱もついてたりと完成度が高い。シューズ自体のデザインもジョイ・ディヴィジョンのイメージに近いような気がするし。
05年にNikeのほうを作ったときは、『Sneakerpimps』という展覧会がディランの地元モントリオールに巡回してきたのをきっかけに、彼自身のイアンの没後25周年のメモリアル的な作品として取り組んだらしい。それを見たNew Balanceが同じコンセプトでやってくれないかと接触してきた。ただ、これはプロトタイプとして作っただけで、現状製品化の予定は一切ないとか。ディランの耳に届いた情報だと、現ニュー・オーダーのメンバーもNBのスニーカーを見て喜んだそう。
それで、ちょっとビックリしたんだけど、このDylan Adairって、Detroit Escalator Co.のデザインとかやってるのね。なんか、こういう「あ、つながった！」って感じはちょっと嬉しくなるよね。
New Balanceモデル http://www.hypebeast.com/2007/04/new-balance-joy-division/
Nikeモデル http://www.cerysmaticfactory.info/joy_division_trainers.html
