8400円の本を買うのは勇気がいるわ

なんだかんだ紆余曲折あって、遅れに遅れた岩波の『世界音楽の本』というのが今日発売になったようだ。
なんと値段は税込み8400円。ずっしり重そうだが、これをポンと買えるひとはなかなかいない、かも。豪華版のDVDやCDのボックスだったらこのくらいはフツーにあるけどね。本だと思うと、やっぱり相当の気合いが必要だよね。

自分は、たったの1コーナーだけ担当して、ナプスター以降の著作権にまつわるあれこれを書いた。たぶんこの本の中では唯一時事性だったり情報の鮮度が関係してきちゃう章だったんで、いつまでたっても出版されなくてヤキモキした。これで最後の校正という段になって、結構手直しをしたからね。悪あがきだとはわかっていても。
全部をちゃんと読んだわけじゃないけど、他の書き手からのツッコミを期待して公開された執筆途中の原稿を読んだ限りでは、相当幅広く興味深いテキストが音楽のあらゆる側面にライトをあてて、一家に一冊というくらいの内容になっていた。
オイラの分はともかく、おサイフに余裕のある人はぜひ手に取ってみてくださいな。
なんと、テクノやレイヴに言及した章もあるよ。

http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/5/0236720.html

事典世界音楽の本
事典世界音楽の本

アマゾン在庫切れか(笑)。