ちいさいことはいいことだ

先週末、カール・コックスにもロランにも家庭の事情や仕事の都合や体調の具合で行けなかったのでやけになって…というわけでもないんだけども、突発的にPSPを買ってしまった。買ったところでやる暇ないし、白か黄色が出たら買うかなぁとのんきに初日の“品薄・予約なし・大行列”報道を眺めていたのに、急に仕事で要ることになっちゃったので。一週間もすれば買えるんじゃないのと高を括っていたら、近所の店なんてホントにどこにもねーって状況で、仕方ないからかなりズルをしてようやく日曜に入手。

PSのイベントで実機を触ってるんだけど、両掌の上でSCEロゴとPSPロゴが表示されて、むにむにと独特のインターフェイスが動くだけで相当感動もの。初期不良がどうのとネット上では大騒ぎしてるみたいだけど、2万円でこのクオリティーの物が買えるっていうのは衝撃的じゃないかな。プロダクトとしてのオーラみたいなものが桁違い。それでいて、中身もちゃんと値段以上のものが備わっている。デビューからしばらくは羨望の的だった初期のWalkmanにももちろん所有感は備わっていたけど、当時の物価で3万以上してた割には、今考えたら単なるカセットテープの再生機だもんなぁ。

今のところ正式には無線LAN使ったネット対戦が準備されているゲームがない(アドホックでの対戦をPCとつながったネットを介してシミュレートするソフト/サーヴィスは既にある)のは残念だけど、ある程度ハードが普及したらすごい楽しい状況になる予感がする。このマシンの戦略はどう考えても「家でゆっくりゲームする時間のない大人にもう一度ゲームを楽しんでもらう」というところにあるだろうから、iPodを携行してるような層(それこそ女性も)が恥ずかしげもなくあちこちでプレイしてるっていうところに早く持って行かないとダメだと思うんだよね。ルックスと所有感はダントツにあるわけで、バグだとか初期不良だとかそういう不安要素は早いトコ潰してくださいませ(笑)。

で、またしても妄想がたくましくなってしまうんだけど…
スターバックスあたりが「PSPミーティングポイント」みたいなことを始めてくれないかな。ハードコアじゃないひとたちが気楽にラテとか飲みながらさくっと対戦できるように。ファーストフードは油汚れがベタベタ付きそうなのでNG.
イメージステーションが、PSP対応にならないかな。ここのアルバムは、ケータイ用に自動的にアルバムをリサイズして生成してくれるんだけど、それが意外に便利なので。
■となると、やっぱりアドオンでブラウザが欲しいところ。別にフルブラウザでなくてもいいので、ケータイ用サイトが見られるとちょっと嬉しい。
■でなけりゃ、別に公式でなくてもいいから、まとめて画像をPSP画面用にリサイズしてくれるソフトがあるといいよね(もうあったりして…)。
■映像エンコードなんていちいちやってられないので、ダウンロード販売UMDで、安価に短くて軽く見られる映像ソフトが欲しい。TVアニメとか懐かしの番組とかレンタルで借りても家で見てると嫌がられるってオトナ多そうだし。別に大画面で高画質で見なくてもっていうコンテンツはたくさんあるでしょ。
■音楽は…専用プレイヤーのほうが間違いなくいい。正直オマケ程度のもの。でも、ゲームしながらそっちの音消して好きな曲をBGMにできるという仕様が実現するなら、音楽プレイヤー機能も意味があると思う。まず無理だろうけど。それに音楽好きなら、ひとつだけしか持てないとなったらiPodを取るでしょう。大きさ、電池の保ち、収録曲数、音質、使い勝手、どれを取ってもPSPに勝ち目ないから。