三谷幸喜は仕事しすぎじゃないだろうか

WOWOWで『12人の優しい日本人』の大阪公演の生放送がやっていて、HD録画で1時間ほどタイムシフトして観た。中原俊の監督した映画版がかなり好きだったのでどうしても比較してしまうけれど、服装と役者のキャラで想像していた配役と違ってるひともいて、そういう意外性があることで既に内容がわかっている物語でも笑えるということはあるのかも。映画では梶原善のやっていたアクの強いチンピラ風のキャラを、今回温水洋一が演じていたのに一番驚いた。温水さんって、気が小さくてオドオドしたひとみたいなのがはまり役と勝手に思っていたし。

こういう登場人物が多くて、舞台に常に全員が出ていて、しかも割と勝手にあちこちでなにかが起きているみたいな作品だと、中継されテレビというフレームにそれが切り取られる際に、視線をスイッチャーに強制されてしまうという不満がある。でも、ハイビジョンで寄ったり引いたり自由自在な映像は客席にいるのとは異種の臨場感があって、かなり堪能した。で、こんな公演毎日やっていて、やまちゃん(山寺宏一)、『おはスタ』はどうしてるのだろうかと余計な心配をしていたら、代役に南海キャンディーズの山ちゃんが出ているそうである。三谷幸喜まで代打MCとして出演したとか(あのハイテンションな番組にいつものスーツで出たのだろうか…ありえない光景だよそれ)。『おはスタ』すげぇな。

とかなんとか思いつつ、録画を見終わったらTBSで『チューボーですよ!』がやっていて、これにも三谷幸喜。ホント、出すぎじゃないっすか。なんかこの一ヶ月くらいあらゆる番組に出まくっていたような気が…。まぁおかげで『THE有頂天ホテル』がセカチュー並のヒットを記録してるようなんで、いいんだけど。
ところでこの映画、おもしろいんですか? 未見なので。少なくともセカチューや交渉人なんちゃらとかNANAだとか、比較されてる昨今のヒット作よりは確実におもしろいだろうけどね。

12人の優しい日本人
12人の優しい日本人