どうあがいてもマイナー指向

年末忙しかったせいもあってすっかり今年のスケジュール帳を買うのを忘れていたんだよね。新年一発目の打合せの席で手帳だして、あれ、今日の日付がないぞってその事実に気づくという間抜けっぷりで。基本、スケジュール管理はウェブのカレンダーでやってるのでそんなにバリバリ紙の手帳を使う派じゃないんだけど、日付のついたメモを残すのに、ただのノートよりやはり手帳の方が便利だと思って、ずっとしっくり来るものを探していたわけです。基本、1日1ページでたっぷり書くところがあるものという条件で数年前から探していたけど、ほんとにそういうものって少ないんだよね。最初、フランス製のものを使ってみたら、ドイツ語、スペイン語、イタリア語とかでも曜日だとかが併記してあってパッと見で判断できないし、当然日本の休日だとかわからないし、ちょっと不便を感じていた。そしたら、2年前に渋谷のLOFTでA6サイズと大判で、理想に近い日本製のものを見つけたんですよ。もう、これからずっとこれを使おうと思ったんだけど、昨年買いに行ったら「もう取り扱ってないですね…商品はカタログにあるので取り寄せましょうか?」と冷酷に言われたのですわ。打ちひしがれながらもメーカーのサイトを見つけたところ、通販もやっていたので、「この形式のものが他にないからずっと使いたいし作り続けてください」と熱いメッセージを通信欄に書き込んで一番高いタイプのものを購入したですよ。そしたら、ご意見ありがとうございますというちゃんと人間が書いたメッセージを返信でもらって、ちょっと嬉しかった。そんな、安心感もあったと思う、今年の油断。メーカーサイトにこないだ行ったら、跡形もないんですよ、1日1ページタイプの手帳。隅から隅まで探しても、100種類以上も展開してるのに……。

この時期になったらもう手帳買うってかなり難しいじゃない。そっから随分焦って探したんだけど、やっぱりいいと思うもの、ないんだよね。芸能人とかもたくさん使っててすごく売れてるらしい糸井重里ほぼ日手帳ってのが1日1ページなんだけど、文庫本サイズっていうのはちょっと小さすぎるのですわ。

だいたい、自分が気に入ったモノや店ってすぐに消えるという宿命。逆に服のバーゲン行ったりすると自分がいいと思うものは全サイズ残っていたり、プロパーで買ったのにセールで半額になっていたりする。これがかなりすごい確率なんで、商売やっていて大丈夫なんだろうかとか思うんだけどね、たまに。