Womb, How Low Can You Go?

今年になってから、自分のパーティー以外ではWOMBにしか遊びに行ってない。そもそも夜遊びの頻度が下がってるのもあるけど、音が良くなってからのWOMBは、テクノ系のアーティストではダントツに聴きたいアーティストを揃えてくるので行ける回数が少ないとどうしてもWOMBに行くことが多くなる。

この日は、去年からスタートした新興の野外レイヴ<TAICO CLUB>のオーガナイズするパーティーで、ヘッドライナーは去年の出演者のひとりだったNathan Fake。サポートに井上薫、Ian O'brien、そしてフォース・オブ・ネイチャー。3日で10時間くらいしか寝てなかったので相当ヘロヘロだったんだけど、夕飯にタイ料理食って気合いを入れて、零時頃まで仕事をしてからWOMBに向かう。いつものアゲアゲなWOMBと比べたらどう考えても地味なメンツ/音だろうし、下手するとスカスカかもと思ったら入り口からかなりの行列で、Nathan Fake人気なのかTAICO CLUB自体が固定ファンを作りえるくらいパワフルだったのかわからないけど、かなりのひとの入りで、拷問一歩手前のぎりぎりの状況。でも、いつもながらの派手なレーザーとしっかりボトムヘヴィーに響いてくる音に浸ってしまうと、意外に楽しく踊れてしまうもの。この晩は、焼酎の勢いも借りて周りの「とにかくキックがなってればなんでもEで〜〜〜ッス!!!!!!!」みたいな無軌道なヤングたちと一緒になってガン踊りしてしまった。
イアン・オブライアンは、正直古くさい音だなぁという印象が先に立ってしまう感じだったが、後半のURマニアな感じの攻撃で少し上げられて、予想以上にダンスを意識したNathan Fakeの淀みない音で完全にぶち切れてしまう。もっと内省的でメランコリーや実験性が前に出たステージかという想像を、軽くいい方向に裏切られた。もちろん、あの特徴的なメロディーが響いてくる瞬間に気持ちが揺さぶられるんだけど、単なるヒット曲の羅列にならずメリハリつけつつ一時間を疾走するようなライヴは、相当堂に入ったものだったと思う。ラストのフォース・オブ・ネイチャーが意外にもかなり今っぽいアシッド風味の4つ打ちでまだまだ踊れそうだったけど、体力が限界を超える前に帰路について余韻を楽しむほうを選んだ。まぁ年寄りはそれなりにペースを自覚していないと、楽しめない部分もある。

前回は、ここ数年一番好きなレーベルのひとつ、Get PhysicalのM.A.N.D.Y.で久々にラストまで踊り狂い、その前はJosh Winkのハメハメなプレイで飛ばされた。今年はフロアの雰囲気もDJのプレイ自体もかなり楽しめてるパーティーが多いんだけど、やっぱり自分で積極的にレコードを漁るモードが復活したから、パーティーがより楽しめてるのかもしれない。
禁煙してからこっち、特にWOMBみたいにいつもギュウギュウの空間で煙草の煙が充満しているなか数時間激しい運動をすると確実に呼吸器系がやられてるのを実感しちゃって毎週末は無理だなぁと思ってたりもするけれど、先日フライヤーもらった、4月のSTERNEは絶対行きたいと思ってます。ゲストは、CocoonとかのリリースでのりにのってるGuy Gerber。いやぁあああ、卓球先生ありがとう。今一番好きなアーティストですわ。


この辺↓ かなりヤバ目。
http://www.cisco-records.co.jp/track/002/049/HF1282_1.ram

http://www.cisco-records.co.jp/track/002/043/HF0366_1.ram

http://www.cisco-records.co.jp/track/002/074/HK4858_2.ram

http://www.cisco-records.co.jp/track/002/057/76413_1.ram

http://www.cisco-records.co.jp/track/002/042/HF1577_2.ram