ヒロ・ヤマガタのレーザーでなくテキーラに酔う
買えるものはマスターカードでってことで、PRICELESSな体験ができるなら金に糸目なんてつけてらんねーぜって客が大挙して押し寄せたかどうかしらんけど、土曜のWOMBはかつて見たことないくらいに激混みだった。階段はかろうじて行き来できるものの、1階もドラムンでグシャグシャになってるし3階と4階も入り口でム〜ンとしたひとの熱気で足を踏み入れるのを躊躇するくらい。当然フロアなんてほとんど踊るスペース確保するのがやっとなので、トイレに行くのもドリンク買うのも一苦労。金曜にパスカルF.E.O.S.とフランク・ローバー、土曜はスヴェンのロングセットという＜コクーン＞がそのままやって来たという感じの週末だったんだけど、当日5000円もする入場料の結構な部分はわざわざこのために来日したレーザー・アート界の巨匠、ヒロ・ヤマガタの光の演出にあてがわれてたんだと思う。実際、そんなに広くないフロアの頭上50㎝ほどをグリーンの雲海に変貌させたりするレーザーはかなりパワフルなものだったけど、広々としたアリーナで宇宙戦艦の砲撃戦よろしく飛び交う＜WIRE＞のレーザー何度も見ちゃってるから「ふ〜ん」くらいの感想しか出ないし。
音の方はWOMBにしたら上出来ってくらいある程度の低音を感じるもので、フロアで奇声をあげてる連中はちゃんと抜けたキックが戻ってくる一発目とかで盛り上がってた。汗だくになってそんな連中と一緒に盛り上がってみたものの、どんどん流れ出ちゃう水分を補うためにガンガン酒飲んじゃって、しかもテキーラとか焼酎とかアルコール度高めなもので酔っぱらおうとしたところ、酔いが回りすぎてダウン。最初は昼間泳いだせいで脚ががくがくだぁと思ってたんだけど、座って立ち上がった瞬間頭グラグラ。
体調のせいでしばらく酒抑えていたしなぁ…。
立ってられないような状態で人混みはつらすぎて、夜明け前に退散してしまいましたとさ。いやぁ酒はいかんね。まったく。
スヴェンは、一番新しいミックスCDと近い感じの選曲でした。あそこまでロック色でべったり塗られているわけじゃないが、要所のキーはやっぱりそのお気に入りでまとめてるという。正直、なんであんなにブラックストロボが好きなのかわかりません。かかると一緒に歌ってしまうんだけどね。
