NumarkのiDJ2がものすごい!

先月末に発表されて、一部でかなり話題になっているNumarkiPod用DJミキサー『iDJ2』。現行機種であるiDJが、単にiPod2台の音をミックスできるだけという、普通のDJミキサーに外部入力でiPodつないだのとどこが違うン?という残念な仕上がりで世界中の期待を裏切る商品だっただけに、PRO用と断言した後継機種には未だ“2流パチもんメーカー”的な印象から抜け出せないNumarkとしても力入れまくりだったのかも。

公式サイトに載ってる資料を読んでるだけで、かなりワクワクしてくるよ!
まず、一番の違いは、iPodから読み込んだ音声データが可変幅±100%までのピッチコントロールできるようになったこと。ちゃんと、テンポをあわせてDJできます。さらに大型ジョグホイールによるスクラッチも可能で、ループ機能もあり。大型LCDスクリーン上に曲の情報や波形を表示することも可能。そして、1台のiPodから2曲を同時に読み出してプレイすることも、さらにそのミックスデータをiPodもしくはUSBでつないだ外部のディスク(HDでも、メモリーカードでも)にリアルタイムで録音が可能。要するに、これとプレイしたい曲のつまったiPod1台だけあれば、まぁ一週間くらいパーティーやり続けてもネタが途絶えないってわけさ。
たぶん、データの重さによる負荷の問題だと思うんだけど、ハンドリングできるデータがMP3、Ogg VorbisAACDRMなしのもの、つまりiTMSで買ったものはNG)だけというのがちと残念*1。プロ用を謳うからには、せめてApple LosslessAIFFが使えれば、60GBのiPodとこれだけで現場でプレイするぜっていう猛者が出てきたように思う。
でも、これ5〜6万で売ってくれるなら会社に一台導入しようかな。外部入力でPHONOもあるだろうし、写真見る限りちゃんと3バンドのイコライザーもついてるみたいだから、既存のエントリー・クラスのDJミキサーのリプレースとしてかなりいい商品じゃないかな。
唯一の問題は、こんなものがオフィスにあったら、ずっとDJやってるってヤツが出てきそうなこと。

発売は8月らしい。う〜ん、待たせすぎ。
発表して、ワーッと思ったらすぐに買えるというAppleの戦略を見習いましょう。

*1:FLACも対応との記述があるが、そもそもiPodFLACが使えないよな…