がんばれ、ソニー
19時スタート22時終了という土曜開催にしてはあまりに健全なパーティーに遊びに行く。
ここで紹介されている新しいWalkmanの発売を記念したパーティーで、まぁ宣伝の一環としてフリーで客を入れているものだから、業界人とかよくわからず来てるモデルくずれとかそんなんばっかりで音もショボショボかと思ったけども、意外にまともな盛り上がりしていて、出音もTOBYのときは少し小さめに感じたけど、卓球のときは普段より出てるんじゃないかってくらい、しっかり鳴ってた。電通やソニーマーケティングが仕切っていたようだけど、なかなかやるなという感じ。ここのところずーっとトラブルや災難続きでバッシングもやまないソニーに対しては、ほんと頑張ってという気持ちが強いんだよね…。
ネットにやたら渦巻いてるソニーへの憎悪に近いような感情って、どこまで本気なのかなぁ。確かに彼らの宣伝手法やトップの発言って、上からものを言ってる感じが否めないし、そういう反発を招くのもわかる気がする。でも、万が一ソニーが凋落して、身売りするとか潰れるとか、そんな事態になったら国家的な損失だと思うけど。海外に行くと、NIKONやSONYに対する異常なほどのリスペクトって未だ衰えてないし、間違いなくこの国のバリューのかなりの部分はそういうブランドが作ってるんだよね。
ま、それはそうと、今回のパーティーでちょっと面白かったのは、一般の入場者はWalkman Sシリーズ持ってくることが条件で、招待客は入り口でWalkmanを渡されたんですよ。で、TOBYのプレイ中に、スピーカーからの音が止まって、手元のWalkmanのチューナーで音を聞くように指示が出るという。FMで飛ばしてるので音質はたかが知れてるんだけど、実際のクラブでサイレント・パーティーを体験するなんて機会は滅多にないだろうし、状況を面白がってTOBYがブースの中で音にあわせてアクション求めたり客を煽ったりするものだから、それがまたおもしろかった。だって、ヘッドフォン外したら、シーンとしてるんだよ(ブースのモニターからも音は出してなかった)。ボリューム最大にしてもいまいち迫力不足というところがちょっと残念だったけど、あの異様な感じはなんか日本のクラビングにあってる気がした。あまり強い電波は飛ばせないはずだが、クラブの付近に来たら中でやってるDJのプレイが聞けたりするといいかもなぁとか。
そういえば、渋谷駅おりた途端、スクランブル交差点のところの大型ビジョン全部で、いきなりこのパーティーの告知CMが流れてびっくりしたんだけど(や、だって、テイ・トウワはともかく、卓球やトビーちゃんの顔がどかーんとあそこに大写しって結構異様だよぉおおお)、それを会場内でTOBYマネジャー氏に伝えたら、昼間はWalkmanのプロモのため、SHIBUYA FMとの共同企画で、サテライトスタジオでTOBYがDJしてその様子が1時間に渡って15分間流れてたんだって! そりゃすげーや。見たかった(笑)。
Walkmanはそのままお持ち帰り…とはいかず、出口で回収されたので中に入ってる曲再生して音質確かめたりとか、売りのノイズキャンセリングってどんなもんよって試したりとかはできませんでした。
でも、有機ELのディスプレイってちっこい割にはしっかりしてたし、質感も上々。iTunesをぶっちぎる素晴らしいソフトさえ作れれば、iPodから乗り換えてもいいかな(もしくはHD型はiPod、メモリータイプはWalkmanと使い分ける)というひとがたくさんでてきそうだと思った。まぁ、そこが一番難しいし、日本人の苦手とするところなのかもしれないけどなぁ…。